「JUDGE EYES:死神の遺言」レビュー!キムタクになって神室町を暴れまわれ!
本当は「JUDGE EYES:死神の遺言」のレビュー記事・・まではいかないが紹介しておすすめする記事を途中まで書きかけだったのだ。だがリアルで事件がおきてしまった・・。この記事を今の時期に挙げると事件に便乗したと思われるかもしれないが一般の流通やDL版が復活した際ぜひPS4ユーザーは遊んでほしいのであえて今完成させた次第だ。事件の話は後でするとして今からプレイできるかはわからないがこのゲームを楽しんだ者として紹介したいと思う!
「JUDGE EYES:死神の遺言」は2018年12月18日、セガより発売されたPS4ソフトだ。開発は龍が如くでおなじみ、龍が如くスタジオだ。
なんといっても話題を呼んだのが主人公の八神孝之を演じるのがあの木村拓哉ということだ。これまで龍が如くシリーズはフェイスキャプチャーされた俳優を多く登場させていたのだがまさかのキムタク!発売前からキムタクが如くじゃねーかと言われていたが・・決してその一発ネタではなく独自の要素も入っていて、これまで龍が如くシリーズとは違ったテイストで楽しめるぞ。
ストーリーは3年前ある事件をきっかけに胸の弁護士バッジを外して便利屋もどきの探偵をしている八神孝之が主人公。神室町で細々と探偵をしていたがその神室町で連続殺人事件が発生する。全ての死体から目玉がくり抜かれるという、あまりにも猟奇的な殺人事件が起きる。
八神は弁護士時代に所属していた法律事務所からの依頼を受けこの連続殺人事件に関わっていき殺人事件だけではなくいろいろな思惑や利権が絡む事件に巻き込まれていく・・というストーリーだ。
ゲームはいつもの神室町でメインストーリーを追うのもよし!サイドストーリーでお金を稼ぐのもよし!ゲーセンでスペースハリヤーやバーチャファイターを心ゆくまで遊ぶもよし!カジノやおいちょかぶでお金を稼ぐもよしだ。要するにいつもの龍が如くだな。神室町でキムタクとなって遊びつくせる。
今回は主人公が探偵ということもありいくつかの特殊モードもある。
探偵らしく尾行もやる。物陰に隠れながらスニーキングだ。
証拠を突き付けて情報を引き出したり。証拠を疑わしい奴につきつけろ!くらえ!
他にも聞き込みしたり部屋に重要な証拠がないか探すサーチモードなんかもある。
今回はリーガルサスペンス要素もあるので法廷シーンもある。シーン自体は少ないがけっこう印象に残るいい場面が多いので必見だ。
バトルはいつもの龍が如くシリーズおなじみのヒートアクション。チンピラどもを2種類のバトルスタイルでぶちのめせ!
ちなみにガールフレンドとデートもできるぞ。あくまでガールフレンドだからな!今回はキャバクラ要素一部除いてなし!キムタクはキャバクラには行かない!特定の恋人などいないのだ。
登場キャラクターもモブを含めて癖が強く印象に残るキャラクターばかりだ。
八神の元事務所の先輩弁護士で今回の事件の八端になる調査を持ち掛けてくる新谷も好きだなぁ・・。所長の源田からは粘りがないと評されてしまうし皮肉屋だし先輩風吹かすんだけどが基本有能だし人間臭いしなぜか憎めないキャラだな。
やっぱり欠かせないのは谷原さん演じる黒岩だな。神室署組織犯罪対策課の刑事なんだが詳しく書くと危ないのでここから先は君自身の目で確かめてくれ!正直うたコン!をまともにみれなくなるぞ!
他にも海藤の元弟分の東とか杉浦とか好きなキャラいるんだがキリがないんで割愛だ。
ストーリーも普通に面白くて先が気になって進めてしまう作りだ。バトルもそこまで難しすぎるわけではないし、難易度も下げられてストーリーに集中できるしここらへんの調整はさすがといったところだ。龍が如くシリーズおなじみの寄り道やミニゲームも充実してるので世界観をお腹いっぱい味わえるはずだ。
欠点を挙げるとしたら舞台がいつもの神室町ということ。前にも書いたがキムタクがあの神室町に降り立つというのがアピールポイントとも言えるのだが、正直龍が如くシリーズをずっとプレイしているファンには新鮮味がないのも確かだろう。またこの街かよーと。これも同じ制作スタジオが作ってる時点で仕方がないのだがバトルもいつものヒートアクションでこれも新鮮味がないのも事実かなと思う。主人公変えた龍が如くの焼き増しと言われても仕方はないかなーと。
尾行やチェイスもメインやサブミッションで度々やらされるので正直食傷ぎみになるのも事実である。またこれかよーと。正直めんどくさく感じることもしばしば。チェイスのQTEは何年前の遺物だよと。もういい加減にしてほしいっていうのが本音かな・・。
あとスキップトラベルいつまでタクシーなんだよ!と。もう伝統かもしれないけどPS2の初代から全然進化してねーじゃねーかと。いちいちタクシーの場所まで行くのが面倒くさくて仕方がない。いい加減マップ画面から飛べるようにして欲しいけどマップ自体そこまで大きいわけじゃないしつける気ないのかなとかは思う。
ゲームやってると神室町危険すぎて絶対行きたくねえな・・という思いもあるんだが、退屈な毎日を過ごしてるとこんな危険だけど刺激的な街に行ってみたいみたいな欲も出てくるのも事実として出てくる。こんなプレイスポットたくさんで刺激的な街行ってみたいとね。実際は行けないけどゲームの中で疑似体験できるこのゲームはやっぱりいいゲームじゃないかと。これこそがテレビゲームでしかできない遊びでゲームを楽しむあるべき姿というか意義じゃないかと思ったな。
まあ、ここで最近起きたリアル事件の話でも。ご存知の通り羽村を演じてたピエール瀧が逮捕された。このゲームもガッツリ顔や声で出演しているのでどうなるかなと思ったら
弊社製品『JUDGE EYES:死神の遺言』の販売自粛についてhttps://t.co/0C3bp2b62P
— セガ公式アカウント (@SEGA_OFFICIAL) March 13, 2019
やっぱりこうなった・・。当面の間出荷及びDL販売の停止である・・。まあこの対応は予想はできてた。さすがに顔まんま声まんまで出演してる俳優の犯罪だからな。仕方ないかなとは思ってた。過去災害で発売中止になったゲームはいくつかあるが、ゲームに出演していた俳優が逮捕されて販売停止は今までのゲーム業界でも前代未聞だろう。これは龍が如くスタジオの俳優起用と精密なフェイスキャプチャーが仇となってしまった。
気になるのはこの当面がごのくらいの期間なのかということである。騒がれなくなった後なのか、保釈された後なのか、判決下った後なのか。あるいは最近PS4で発売された竜が如く4みたいにフェイスキャプチャーもボイスも差し替えになるかもしれない。実際プレイした人はわかるだろうけど修正箇所多すぎてどうしょうもない気がするぞ・・。終盤までストーリーガッツリ絡んでくるし。
セガの発表の前から転売屋も暗躍してて某フリマサイトでは高額で出品。通販サイトもプレミア値がついてる状態。一番嫌なんだわ・・。こういうのが。単純にいいゲームが本当にやりたい、楽しみたい人に行き渡らない。本当に不幸だ。
まだ一般の小売店には正常な値段で売ってるかもしれないからそれを見つけたらぜひ手に入れて遊んで欲しいし、決して高額な転売屋とかプレミア価格ついてるところからは買わないでほしい。いつかDL版や一般の流通も復活すると信じているので早まらないで欲しいっていうのが願いかな・・。
とにかく復活してくれ!JUDGE EYES!ター坊!